CRAZY PAINTER ROTH
【実寸サイズ】
肩幅 59cm
身幅 55cm
着丈(襟下〜/後見頃で計測)53.5cm
袖丈(Cut off sleeve/肩〜)20cm
Lが縮んだM相当
【Condition】
Poor AS IS 現状有姿渡し
Roth Studios創立以前のCRAZY PAINTER時代、もしくはRoth Studios最初期の黎明期にEd Rothによってエアーブラシされたシャツです。
現代の一般的な美意識で観たとしても、まだ時代が追い付いていない摩訶不思議な世界観で描かれていますが、サルバドール・ダリが1940年に制作した絵画、The Face of War 『戦争の顔』の様であり、自らの指で目つぶししている様子は、かのStanislau Szukalski を観て描いたのか?と思えるほどで、シュルレアリスムに影響を受けた作風を示しています。(タイトルのNIGHTMAREがそのままシュルレアリスムですが)
描かれた時代背景は、ロゴ化されていないROTHのサインや、襟付きハーフジップボディーから、50年代後期に描かれたと判断出来ますので、どれだけ前衛的だったのか? 見たままの変人だったのか?
まだLowbrow artと云う熟語が生まれるのは先の時代の話ですから、今直感的に想像する奇妙さの数倍は世間様から受け入れられるのが難しい世界観だったと窺い知れます。
全く世の中に迎合する意思を感じない、奇妙さを全面に打ち出した潔さに、現代のコレクターを熱くせるのでございます!
この様なWeerdo Artが生まれた時代背景や、アートとしての文脈を知らなかった方達からすれば驚愕のプライスかもしれませんが、50年代から現代に至るまでの間、この様な作風がカーカスタムやモーターカルチャー、タトゥー、グラフィティーなど、ストリートから派生したアンダーグラウンドカルチャーに強く影響を与え続けて来た事実を知ると、Rothの偉大さ、オリジナルの価値を理解出来る様になります。
この様な本物のWeerdo Artに辿り着く事は大変難しいです。
時代に全く迎合していない作風ですから、元々圧倒的に数が少なく、一見真似しやすくもあります。
又、衣料品としての歴史よりも、Lowbrowカルチャーの歴史を知らなければ、何れが本物かを見極められませんので、殆どのヴィンテージクロージングのディーラーは、これらの真贋を見抜くだけの経験値を持っている様に思えません...。
そういった意味でも安心して購入出来る作品は多くないのです。
このシャツはHayabusaがCertificate(真贋保証書)を付けさせて頂きますので、安心してお求め下さい。
一言で希少性を語るなら、超絶レアです!!
*着用される方は稀かと思いますが? 念の為、着用画像を御用意させて頂きました。
174cm 66kgの私が着ています。